高齢者が使うキッチンで、最も重視すべきかつ使いやすさにつながる条件が「安全性」です。
キッチン周りには、火、刃物、割れ物など住宅の中でも特に危険が潜んでいます。
特に高齢者は、途中でやりかけている作業を忘れてしまったり、反応が遅れてしまったりします。
安全性に欠けたキッチンでは、思わぬ事故やケガに繋がるかもしれません。
シニア世代のキッチンリフォームをお考えの場合は、安全性をまず一番に考えて、キッチンの形状、設備の機能、収納の高さなどを工夫しましょう。
若いころよりも筋力や体力が衰えたことにより、当たり前にできていた動作が負担に感じるようになってくるものです。
年齢による足腰の衰え視力の低下などを避けるのは難しいでしょう。
高いところやキッチン下の収納は、物を取り出すときに足腰に負荷がかかります。
また、調理中常に立ちっぱなしでいることも身体への負担につながります。
リフォームをする際は、今の自分、そして未来の自分が使い続けることを考えて、身体への負担の少ないキッチンづくりを心がけましょう。